違い1|働き方:予約制か、オンラインにするだけか
Uber Eatsや出前館は、好きなタイミングでアプリをオンにすれば、その場から稼働できます。やめたいときにオフにするだけです。
一方Amazon Nowは、Amazon Flexアプリで30〜45分の「ブロック」を事前に予約し、予約した時間に集荷拠点へ行って稼働します。ブロックは早い者勝ちなので、働きたい時間に枠が取れないこともあります。
予約なしで受けられる「即時オファー」もありますが、集荷拠点から5分以内の場所にいることが条件です。フードデリバリーのように、どこにいても依頼が届くわけではありません。
また、予約したブロックを直前にキャンセルすると評価に影響する可能性があります。「気が向いたら走る」スタイルの人ほど、予約制に慣れが必要です。
違い2|報酬:枠で決まるか、1件ごとに決まるか
報酬の決まり方は、3社でまったく違います。
- Amazon Now:ブロックごとに報酬が決まっていて、受けた時点で金額が確定。公式では「ピーク時間帯に約1時間分相当の稼働で平均2,100円」と案内しています
- Uber Eats:1件ごとの出来高。距離や時間などで金額が変わり、クエスト(一定件数の達成ボーナス)やチップが上乗せされることもあります
- 出前館:1件ごとの出来高。基本報酬400円に、時間帯・天候・距離などに応じた「ブースト」が上乗せされます
Uber Eatsや出前館は、件数を重ねるほど報酬が増える仕組みです。依頼が多い日は大きく伸びる一方、少ない日は伸びません。
Amazon Nowは、何件届けてもブロック報酬は同じです。基本は1ブロック1件で、同じ方面なら2〜3件まとめて割り当てられることもあります。件数で上振れしにくい代わりに、報酬が読みやすいのが特徴です。
違い3|待ち時間:「鳴らない時間」がお金になるかどうか
フードデリバリー配達員にとって、いちばん大きな違いはここかもしれません。
Uber Eatsや出前館では、依頼が来ない時間や、お店での調理待ちの時間は報酬になりません。「鳴らない」「料理が出てこない」時間が長い日ほど、時給は下がります。
Amazon Nowは違います。
- 商品は拠点のスタッフが梱包するので、調理待ちがない
- 荷物が割り当てられず待機だけで終わっても、ブロック報酬は満額
- 早く配達が終わっても、その時点でブロック終了。報酬はそのまま
ただし、待機で満額を受け取るにはチェックインを正しく完了していることが前提です。開始時刻から5分以内にチェックインを終えないと、ブロックが自動キャンセルされて報酬も出ません(チェックインの手順は「Amazon Nowを始める前に知っておきたい5つの注意点」の注意点5で詳しく解説しています)。
また、拠点までの移動時間や、ブロックが取れない時間は報酬になりません。「待ち時間がゼロになる」わけではなく、「ブロック中の待ち時間は報酬に含まれる」と考えるのが正確です。
違い4|運ぶものと配達範囲
Uber Eatsや出前館は、料理を受け取るお店が毎回変わります。お店から配達先までの距離もさまざまで、長距離の依頼が来ることもあります。
Amazon Nowは、毎回同じ集荷拠点から出発し、拠点から半径約2〜3km(目安)のお客様へ届けます。配達が終わったら拠点周辺に戻る形になるので、知らない遠くの街で稼働が終わるということは起きにくいです。
運ぶものも違います。
| 項目 | Amazon Now | Uber Eats・出前館 |
|---|
| 主な荷物 | 食品・飲料・日用品(紙袋) | 料理(汁物・温かいものも多い) |
| 気をつけること | 水やお酒などの重さ | こぼれ・崩れ・温度 |
| 必要なバッグ | 52L以上・最大15kgを固定できるもの | 各社の条件に合う配達バッグ |
Amazon Nowの配達バッグは、2026年9月17日から52L以上が必要になりました(以前は31L)。フードデリバリー用の小さめのバッグでは条件を満たさない可能性があるので、掛け持ちするなら事前に容量を確認しておきましょう。
違い5|働けるエリアと時間帯
Uber Eatsと出前館は全国47都道府県で展開しています。出前館はエリアによって最長で朝7時〜深夜3時まで稼働できます。
Amazon Nowは、2026年10月7日時点で東京都内の9拠点の周辺だけです。
- 渋谷・世田谷方面:笹塚、三軒茶屋、自由が丘
- 品川・大田方面:五反田、北千束、大森
- 港区方面:南青山、麻布十番、新橋
このほか、千歳船橋(世田谷区)と塩浜(江東区)が2026年10〜11月に開設予定と紹介されています(非公式情報)。注文の受付は午前6時〜午後11時30分です。
つまり、拠点の近くで普段から配達している人でないと、Amazon Nowを取り入れるのは難しいのが現状です。
違い6|報酬が振り込まれるタイミング
報酬の受け取りサイクルも違います。
| サービス | 支払いの仕組み |
|---|
| Amazon Now(Amazon Flex) | 規約上は配達完了から15日以内。運用上は、前週水曜〜火曜の分を毎週水曜に支払い |
| Uber Eats | 週払い(月曜午前4時締め、火〜水曜ごろ入金)。アプリから現金化の申請も可能 |
| 出前館 | 月2回(15日・月末締め、各締め日から5営業日以内に入金) |
※いずれも銀行によっては入金までさらに日数がかかる場合があります。
Amazon Nowも週1回の支払いが基本の運用なので、出前館よりは早く受け取りやすい仕組みです。
掛け持ちするなら、どう組み合わせる?
Amazon Nowは、Uber Eatsや出前館の代わりにするより、組み合わせて使うと良さが出やすいサービスです。
たとえば、次のような使い方が考えられます。
- ピークの一部だけAmazon Nowのブロックを入れる:報酬が確定している枠を先に押さえ、前後の時間はUber Eats・出前館で走る
- フードデリバリーが鳴りにくい時間帯に入れる:鳴らない時間が多い時間帯でも、Amazon Nowならブロック報酬が確定している
- 稼働の締めにブロックを入れる:拠点が自宅の近くなら、最後のブロックを終えてそのまま帰れる
注意したいのは、ブロックの開始時刻に拠点へ戻れる距離で走ることです。フードデリバリーの長距離依頼を受けて拠点から離れてしまうと、チェックインに間に合わなくなります。
また、Amazon Nowは注文から約30分で届けるサービスで、時間厳守が求められます。ブロック中に他社の配達を重ねるのは避けて、ブロックの前後でアプリを切り替えましょう。
こんな人ならAmazon Nowを試す価値あり
| こんな人 | 向いているサービス |
|---|
| 報酬が先に分かる方が安心 | Amazon Now |
| 調理待ち・鳴らない時間にストレスを感じる | Amazon Now |
| Amazon Nowの拠点の近くに住んでいる | Amazon Now+フードデリバリー |
| 思い立ったときに好きなだけ走りたい | Uber Eats・出前館 |
| 件数を積んで売上を伸ばしたい | Uber Eats・出前館 |
| 東京の拠点周辺以外で稼働している | Uber Eats・出前館 |
Amazon Nowを試してみたくなったら、始める前に装備やチェックインの注意点も確認しておきましょう。
→【関連記事】Amazon Nowを始める前に知っておきたい5つの注意点
比べるときは「家を出てから帰るまで」の時給で
Amazon Nowは1ブロック単位で見ると報酬が良く見えます。一方で、拠点までの移動や、ブロックとブロックの間の空き時間は報酬になりません。
Uber Eats・出前館と公平に比べるなら、家を出てから帰るまでの時間で時給を出すのがおすすめです。
デリログでは、設定の「アプリを追加」からAmazon Nowを登録すれば、Uber Eats・出前館と並べて売上・件数・稼働時間を記録できます。何回か記録してみると、自分にとってどの組み合わせが合っているかを落ち着いて振り返れます。
また、Uber Eats・出前館の時給の相場は、デリログ利用者の記録をまとめた全国デリナビで確認できます。
よくある質問
Q
Amazon NowとUber Eats、どっちが稼げる?
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一概には言えません。Amazon Nowはブロック単位の報酬が確定していて読みやすい一方、枠が取れない時間や移動時間は報酬になりません。Uber Eatsは件数次第で伸びますが、鳴らない時間は報酬になりません。拠点との距離や稼働する時間帯で結果は変わるので、実際の記録で比べるのが確実です。
Q
Uber Eats・出前館と同じ日に掛け持ちできる?
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業務委託なので可能です。ただし、Amazon Nowのブロック中は他社の配達を重ねず、ブロックの前後でアプリを切り替えるのが安心です。
Q
フードデリバリーの配達バッグはそのまま使える?
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容量によります。Amazon Nowは2026年9月17日から52L以上のバッグ(最大15kgを入れて車両に固定できるもの)が必要です。今のバッグの容量を確認してから始めましょう。
Q
大阪や名古屋でもAmazon Nowの配達はできる?
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2026年10月7日時点では、東京都内の拠点周辺のみが対象です。今後エリアが広がる可能性はありますが、それまではUber Eats・出前館などのフードデリバリーが中心になります。
まとめ:Amazon Nowは「代わり」より「組み合わせ」で考える
Amazon NowとUber Eats・出前館の違いをまとめると、次のとおりです。
- 働き方:Amazon Nowは予約制。Uber Eats・出前館はオンラインにすればすぐ稼働
- 報酬:Amazon Nowはブロック単位で確定。Uber Eats・出前館は1件ごとの出来高
- 待ち時間:Amazon Nowは調理待ちがなく、ブロック中の待機も報酬に含まれる
- 範囲とエリア:Amazon Nowは東京の拠点周辺だけ。Uber Eats・出前館は全国
- 支払い:Amazon Nowは運用上毎週水曜、Uber Eatsは週払い、出前館は月2回
どれが一番良いかは、住んでいる場所と働き方によって変わります。拠点の近くで稼働している人なら、まずは空いた時間に1ブロックだけAmazon Nowを入れてみて、普段のフードデリバリーと時給を比べてみるのがおすすめです。
新しいサービスほど条件は短い期間で変わります。安全第一で、無理のない範囲で取り入れていきましょう。
関連記事
装備・拠点・チェックインなど、始める前の注意点を知りたい方
→ Amazon Nowを始める前に知っておきたい5つの注意点
参考情報・出典
本記事は2026年10月7日時点で公開されている情報をもとに作成しています。
報酬、ブロックの条件、装備の条件、拠点、支払いの時期などは今後変更される可能性があります。実際に稼働する際は、各社のアプリと公式ページで最新の条件をご確認ください。